カートリッジ中綿にスチールウールを使ったり、カートリッジのプラが熱で溶けるくらいチェーンスモークしたり、、、色々な無理が原因となり、わずか1ヶ月で510アトマ4本中3本が重曹電解水漬け置き&煮沸洗浄では復活しないほど汚れてきました。

マニュアル
▲煙屋さんで頂いた「リキッド補充・お手入れマニュアル」内の、禁断のアトマ空焚き清掃を試す時が来たのかもしれない・・・!

通常のアトマイザーの洗浄

まずは通常のアトマイザ洗浄方法。
色々な方法があるが私の場合、

  1. 重曹電解水に10~20分漬け置き
  2. シリマーでアトマ内部を水圧洗浄
  3. 新しい重曹電解水で5~10分煮沸洗浄
  4. 良く水洗い

という手順を踏んでいます。
新品~1ヶ月経過するまではこれで十分風味が戻った。

上記で戻らなくなったら

  1. 重曹電解水に1~2時間漬け置き
  2. シリマーでアトマ内部を水圧洗浄
  3. 重曹の粉をアトマスチールウール部分に振り掛ける
  4. 少しだけしめらせて10分放置
  5. その上から酢(クエン酸水溶液)をたらし、発泡させる
  6. 「3.」~「5.」を適当に数回繰り返す
  7. シリマーでアトマ内部を水圧洗浄
  8. 新しい重曹電解水で10分以上煮沸洗浄
  9. 良く水洗い

という方法を試して見た。
最初の方法よりかなり風味は戻るが、手間は数倍。
「9.良く水洗い」の部分は本当にしっかりやらないと、フィラメント部分にアルカリか酸が残っているらしく、そういう時はゲロ不味になる。

※重曹電解水=重曹をお湯(60~90℃くらい)に溶かしたもの。
煮沸洗浄する時は、水に重曹を加えて加熱しただけ。

電解アルカリイオイン水とかの市販品は試していない。

 

とうとう上記の方法では満足な風味に戻らなくなってしまった。
まぁ、そんなこんなで以下の技を試す事となった。

最後の手段:アトマ空焚き清掃

3ピースアトマ専用の技。
フィラメント部分に大量の油分と焦げ付きが残ってしまいどうしても洗浄出来ない時に、アトマイザー破壊覚悟で油分や焦げ付きを燃やし尽くしてしまおうという技だ。

この方法、軽く検索かけても全く引っかからないので、自分で発見した方法でもないし(営業妨害にならないよう?)詳細を書くのは辞めておきます。
海外の電子タバコ販売&輸入代理を行っている「煙屋本店」さんから国内発送のリキッドや電子タバコを購入すると電子タバコメンテナンスが書かれたプリントが1枚付属しますんでそちらを参照。

ブルシグさんのリキはクセが強く、好きな人は本当に好きになる、ダメな人は全くダメ味。
煙屋さんのリキはやや薄味だけどクセが無く、いわゆる万人向け。
(上記は国内発送リキのお話。他のお店のリキはまだ試していません)

アトマ空焚き清掃の注意点

煙屋さんマニュアルに補足する形で書いておきます。

  1. 一旦アトマ清掃してから行う方が良いかもしれない
    • 普通に電タバ楽しんで、アトマにリキたっぷりな状態から開始したら空焚き始まるまでに相当時間が掛かった。
    • 時間が掛かった割りに、煙量、風味の回復は僅かだった。
      2週間前の風味・煙量程度までは回復した感じ。
      新品の頃の状態まで戻すには熟練の技が必要だ。
  2. 半端なくバッテリー消費する
    • 私の場合、「1.」の理由で空焚き開始までに時間が掛かったからかもしれないけど。。。eGoバッテリーと言えど相当な負担が掛かる。
    • TT、510、401等々のタバコ型の小さいバッテリーで空焚きしようと考えるのは無謀だと思う。
  3. フィラメントが赤くなるまで空焚きしない
    • これはマニュアルにも書いてあったけど、、、ついつい赤くなるまで空焚きしちゃいました。するとバッテリーまで手で触れないくらい熱くなった!
    • バッテリー、熱に弱いんだよね。。。これでバッテリーの寿命も相当縮んだかもしれないorz
  4. 510アトマには不向きな方法?
    • フィラメントが相当奥にあるので、状態の目視確認が出来ない。空焚きした後のフィラメント部分の清掃も不可能。マニュアル後半の手順は無視して煮沸洗浄した。

で、、、、

繊維が焦げた
▲アトマに付いている繊維が焼け落ちた!

フィラメントとスチールウールの「∩部分」の間で繋がっていたグラスファイバーが焼ききれました。やっぱりフィラメントが赤くなるまで焚いたらダメです。。。('Α`)

写真の黒い部分は、油分のコゲがそのまま残っています。この1本は焼き切れた跡が無い(先端が鋭角)なので、中綿スチールウールにしてた時に引っかかって抜けたモノかもしれない。

それでも頑丈な510アトマ

どちらもまだまだ通電します&発熱します。
510が頑丈で初心者向けと言われる所以は、この辺りにあるのかもね( ̄▽ ̄;)

なんとかリキ吸って煙に変換してくれます。
味も2週間前くらいのレベルまでは復活。
カートリッジのプラスチックが溶けて激マズになったアトマも辛うじて復活しました(^_^;

1回の洗浄で3日持っていたのが1日半~2日と汚れるペースが速まりましたが、ギリギリ頑張ってくれている感じ。

一応新しいアトマイザーを注文かけましたが、こいつらも もう少しだけ、騙し騙し使ってみようと思います。(今後の実験用アトマが手に入ったと思っておこう)