エリック・ザ・バイキングB級映画の雄、モンティ・パイソン系統の映画の中で、B級にも程がある映画、エリック・ザ・バイキングのお話。

コレも随分昔に見た映画なのだが、一緒にビデオを借りに行ったパイソン映画好きなツレが「うわ、こんな映画知らないよ、でも監督がテリー・ジョーンズ!モンティ・パイソン系統の映画だよ!しかも関根勤が絶賛してる!うわ!しかも関根勤出演してる!
(注:関根勉はモンティ・パイソンフリークで、後に聞いたが、関根勤自ら出演交渉したそうである。当然、ツレは関根勉がモンティ・パイソンフリークである事は知っていた)

そんなやりとりがあって、このビデオをレンタル、見てみたのだが・・・・

...面白くない(笑)
でも見所はあるのだ。

やたら金を掛けた壮大な映画で、モンティ・パイソンチックなユーモアが浮きまくりなのである。真剣なのか、トンチンカンなのか、非常に理解に苦しむ難解な映画の出来上がりであった(´Д`;)

で、そうなると興味の対象は関根勉である。
関根勤はドコで出るんだろう。。。。

出た瞬間「...ええぇぇぇぇ!?」
(一瞬ドン引き。暫くすると笑いがこみ上げる)
出番が終わった瞬間(コレで終わりと言うのがすぐ解る)「...ええぇぇぇぇ!?」
(しばしの沈黙、後、大爆笑)
「なんだよ、ソレ!いいのかよ、ソレで!」

 

まあ、関根勤が、モンティ・パイソンをこよなく愛し、その作品の中で自分を輝かせる(日本人、西洋人両方向けのモンティ・パイソン的ギャグをぶちかます)方法を考え、辿り着いた答えが、そこにはあった(笑)

日本のTVでは、お目にかかれない関根勤が、スクリーンに映っていたのである。

なんとも、満足していいのか、不満をぶちまけて良いのか、感想に困る映画であった。

「関根勉のシーン以外、つまらなかったね」
「...うん。」
「でも、関根勉のシーン、必要あったのかな?」
「...ないね」
「コレ...」
(言葉をさえぎるように)「ビデオ屋行こう。面白いビデオ、借りに行こう」

まあ、こんなカンジだったのだが、このビデオ見てから10年以上経つが、未だにこの作品の関根勤は忘れられない。衝撃的である。

この映画、モンティ・パイソンの笑いが200%解っている方か(私にはついていけなかった)、関根勤が3度のメシより好きな方のみ(この部分では保障できる!)、是非見て欲しい。
素人にはオススメしないとは、まさにこの映画である。


エリック・ザ・バイキング バルハラへの航海
Amazonリンクは貼るけど、お勧めはしない(笑)
レンタル屋で借りる程度が無難。ただし、コレを見たアナタは、今後10年は関根勤のシーンが頭から離れない衝撃のB級映画!
ちなみにテリー・ジョーンズ映画といっても、ミュージカルシーンはありません。

2010.05.19追記

エリック・ザ・バイキング-関根勤セリフ全集
infoseekの上記ページが消失していたのでサルベージしました。
エリック・ザ・バイキングと関根勤(消失サイトのサルベージ)
上記から、この映画の関根勤の全セリフを確認できます。

関根勤のセリフ、結構覚えてましたわ、私(笑)
でも、下に出ていた字幕、、、、、すっげーデタラメだったんですね。
(「なんでこんなとこに毛がはえてんだよ!」→「牛乳飲んでいる奴はキライだ!」とかw)
ちゅうか、関根勤がデタラメにセリフ喋っていたのかも。。。

ちなみに上記サイトを執筆した方も、「この映画の関根勤は絶対に見ておくべき」と書かれています。やはり必見モノです。