先日、懐かしい話題を取り上げていたサイトを発見したのだがブックマークし忘れたら辿り着けなくなってしまったので自分も書いて見ます。元ネタは10年ネットをやっている人なら記憶の奥底に眠っているだろう「ある意味都市伝説」です。

1998~99年頃、mp3と云う規格が一気に広まった時代。CD音源と遜色ないレベルの音質がそれまでの1/10のファイルサイズで実現するようになり、ネットで手軽に高品質な音源が入手出来るようになりました。

んで、現在に至るまで脈々と続く著作権問題、CDの売上げ低下問題がこの時期からスタートするワケです。

面白いのが当時の著作権の概念で、アップロードはヤバイと云うのは当時からあったのですが、ダウンロードした音楽ファイルに関しては、48時間以内にPCから削除すれば何の問題もない と云う不思議な理論が一般的でした。さらに云うとアップロードする側も48時間以内に削除を求める一文があれば合法になるような見解もありました。 良識あるサイトでも、まだ活発でインターネットより常識のあったNIFTYフォーラム内でも同様の文言を見かけましたのでほとんどの人が信じていたと思われる不思議理論 です。

実際の所はその頃も現在も、音楽ファイルをダウンロードするだけでは違法を問うことは出来ない(アップロードは違法)のですが、当時mp3ファイルをダウンロードした人の多くは1~2日視聴したらゴミ箱に捨てるという作業を繰り返していたと思いますし、「48時間以内に削除」の一文と共に堂々と音楽ファイルをアップしているサイトも沢山ありました。

今の時代に同じ事をやると、とんでもなくカオスな状態になりそうです。

今じゃ全く聞かなくなった48時間ルール。何の根拠があって誰が広めたのか解りませんが、当時はまだ誰も純真で嘘を嘘と見抜けなかったのか、最初の提唱者があまりにも立派な文章を書いて皆信じ込んでしまったのか。

ちなみに私、動画エンコを初めた2001年頃に著作権云々を調べてみて、この48時間ルールが真っ赤な嘘だとようやく知りました。2年くらい信じていたワケですね(笑)