救急車にまつわる話を二つほどしたいと思います。

恥ずかしながら、いずれも私が十数年前に体験した実話です。これをやると救命活動を行っている方々に非常に迷惑になるので、実行しないように是非とも覚えておいて欲しい事です。

 

やってはいけない事1.救急車を応援する。

一瞬、「何のこと?」と思うかもしれないが、やってはいけない。

学生時代、週末。友人4人ほどでしこたま酒を飲み、すっかり良い気分で繁華街を歩いていた。4人とも気分は最高。

その時、一台の救急車が我々のほうに向かってきた。

「救急車に乗っている人は、週末でも深夜でも出動があって大変だな」
だれかがこう呟き、そんな忙しい救急隊員を励まそうと、我々は救急車を応援する事になった。

「おーい!」 「頑張れー!」 「お勤め、ご苦労様でーす!」

我々はあらん限りの大声を出し、救急車に手を振った。

すると、、、

救急車は我々の目の前で止まり、もの凄い勢いで救急隊員が。
「怪我人はどこですか!?」

 

ゴメンナサイ。  逃げました。。。。。
逃げたのも後味悪かったので、すぐに引き返してみました。すると、我々が手を振った場所から20mほど離れた雑居ビルから50代の女性が運び出されていました。。。

教訓:通報現場近くで手を振ると、救急車は止まる(´Д`;)

皆さん、むやみに救急車に手を振ったり、声をかけたりしてはいけません。。。

 

やってはいけない事2.救急車を追走する

これはまぁ、解ると思いますが、救急車を追走してはいけません。
朝夕のラッシュアワーなど、渋滞している車を尻目に救急車はスイスイと走っていきます。急いでいる時など、救急車の後ろを付いて行ってしまいたい時があったりします。

しかし、追走すると警告を受けます。

「後ろを追走している車、危険ですので直ちに止めて下さい」

20代前半に、やっちまいました。若気の至りです。
ちなみに、身内が怪我や病気で救急車で運ばれる際も、家族だからと救急車を追走しても同様の警告を貰います。

基本、救急車の追走はしてはいけません。

 

サイレンを鳴らすのは特殊な時

救急車に限らず、消防車、パトカー、いずれもサイレンを鳴らしている時は人間の生命に危機がある時のみです。スピード違反も生命の危険を冒していると判断されます。
たとえ好意であったとしても、やむにやまれぬ状況にあったとしても、サイレンを鳴らしている車に迷惑をかける行為は厳禁。

覚えておきましょう。