また罰ゲームの話。今回のお話は「人間バイク」

これは20代前半で良くやった罰ゲーム。罰ゲーム参加人数2名。

一人がバイクになり、もう一人はライダー。
バイクは、ライダーをおんぶして、ひたすら走る。
ライダーは、エンジン音とクラクション担当。ひたすら大声で「ブゥーンブンブンブンブン」とエンジン音をうなり、ゴッドファーザーのテーマを、大声でパパラパラパラパ叫ぶ。ライダーにはフルフェイスメット着用が義務付けられる。

街中の人通りの多い所でやると最高に面白い。
ヘルメットかぶった人間がおんぶしてもらう瞬間と、バイクが発進する瞬間が私にはツボだった。

 

この罰ゲーム、なかなか好評で何度か行ったが、日曜日の公園で実行した時は恐ろしい光景になった。
公園で遊んでいた子供がドン引き。付き添っていた親御さんは鬼の形相で我々を睨んだ。

若かった。空気が読めていなかったのだ。

 

だが、翌週も敢行した。今思うと無謀だったとしか言いようが無い。

そして、罰ゲーム実行当日。同じ公園。子供達は、我々を覚えていた。付き添いの親御さん達も、我々を覚えていた。大ピンチである。

 

だが、何か様子が違う。

 

期待を込めた好奇の目で見られているのだ。「…人間バイクが始まるのを待っている!」こ~ゆ~空気なら読めるのだ!やらねば!
しかしこの罰ゲーム、期待されると面白くない。あくまでゲリラ的にやらねば面白みが無いのだ。

小学生の冷ややかな視線の前での人間バイク、ある意味本物のバツゲーム。。。。辛かったですハイ(´Д`;)

こんな時につくづく思う。芸人はエライ、と。