まずは軽くこんなサイト紹介
ブログを更新できない痛い言い訳の数々を検証・断罪 - ネタりか
ここからが本題です(笑)
動画エンコードやフリーソフト、PCの使い方の紹介をメインにしている当ブログですが、それ以外の話題、日々思う事なども取り扱い、なるべく毎日更新しておりますが、どうしても更新出来ない日が出てきます。
本当は、更新出来なかった日の方が、凄く、凄く大変な事が起きているのです。
でも、それを書けない。自分以外の人間の、非常にプライベートで、しかも今後の人生を大きく左右するような時に、その場に立会い、時には背中を押し、時にはその人を庇い、あるいは叱咤激励しているのです。
ブログに書けない位、凄い事がおきているんです。
こんな短編小説を思い出した
主人公は小学生の男の子。
夏休みに入る直前、友人との会話から物語りは始まる。
友人「夏休みの宿題に、『絵日記を5枚提出』ってあるだろ?俺、一枚白紙で出そうと思うんだ」
主人公「え?なんで?」
友人「絵日記で白紙で出したその日は、『絵日記に書けない位、ものすごい一日だったんです』って言うんだ!どうだい、格好良いだろう?」
主人公「うわ、マジすげー!でも本当にやるの?」ここから、物語は誰かの日記になる。父親と水族館に行った話しや、母親とおばあちゃんの家に遊びに行った話。主人公か、友人の絵日記の文章なのだろう、という所までは想像が付く。4日分である。絵日記は5枚。つまり一日分足りない。
そして夏休みがあけ、主人公は「友人が本当に絵日記を1枚白紙出すのか」興味深々で、こっそり絵日記を見てみると…
本当に一枚白紙だ!友人よ、なんて格好良いヤツ!
しかし、友人は主人公が白紙の絵日記を盗み見した事をメチャメチャ怒る。「なんで?夏休み前、一枚白紙にするって自慢していたじゃない!」
一回読んだだけじゃ、少し意味が解らない。でも、2回読むと、色々解ってくる。なんてお話なんだ…!
今から20年くらい前に、「テアトロ」と言う雑誌に掲載されていた、飯島早苗さんと云う作家の「絵日記に書けなかった一日」と言う話である。
記憶がものすごく曖昧で、上記あらすじ、掲載雑誌は間違っているかもしれない。作家さんの名前と作品名は検索かけて調べたのでこれで間違いはない。
文庫本としても発行されていますのであんまりネタバレするのもいかんと思い、この辺でやめて置きますが、興味のある方は検索して即購入して下さい。かなり入手困難なようです。
amazon:中古のみ絵日記に書けなかった一日
楽天ブックス:なし
ジュンク堂:新品あり在庫僅か
上記で紹介した飯島早苗さんのブログはこちら
自転車キンクリートという劇団の座付き作家さんです。
今日のブログで言いたい事
ブログも絵日記も、誰かに見せる「人生のおまけ」。
それが幸せな一日だろうと、不幸な一日だろうと、白紙になっている日こそ、「本当に大切な日」なのです。
ブログが白紙になってしまう一日を、皆様大切にお過ごし下さい。